PanoMeasureは、360度カメラで撮影した全天球画像や全周パノラマ画像をもとに、簡易的な3次元図面作成や寸法計測がおこなえるWindowsPC用ソフトウェアです。
『PanoMeasure』は、360度カメラで撮影した全天球画像や全周パノラマ画像を背景に使用し、これをトレースすることで3次元図面作成や寸法計測ができるソフトウェアです。
実際の操作イメージです。
こちらの動画では、画像の取り込みから作図計測を
実際におこなうところまで解説しています。
360度画像を用いた「作図」「計測」
寸法の計測
シンプルに計測するだけなら、ツール「仮想メジャー」をあてるだけで長さが分かります。
ツール「仮想メジャー」を使って作図すれば、いつでも長さを参照することができます。
3Dビュー・データ出力
作成したデータは、PanoMeasure上の3Dビューで確認することができます。
また、データはDXF形式やCSV形式での出力が可能です。DXF形式に対応するCADソフトを使えば、データを活用することができます。
一例として、PanoMeasureで出力したDXFファイルを「AutoCAD」に取り込んで表示したものです。
(※左図とは別のデータを使用しています)
(※PanoMeasureで出力できるのは3DのDXFです)
座標変換機能で広い空間も
全天球画像1枚で難なく図面作成がおこなえるのは、目安としてカメラからおおよそ半径5m程度の範囲となります。また、単純に死角の関係で2地点以上で撮影が必要になることもあります。
PanoMeasureには複数個所で撮影した画像の作図座標系を合わせる「座標変換機能」があり、複数枚の写真を併用しての計測に対応しています。広めの空間や複数の部屋にまたがる計測・図面作成もおこなうことができます。
上図は、10m×6mのワンフロアを5個所で撮影し、座標変換機能で作図座標系を統合する場合のイメージです。
(※ただし、枚数の多さは場合により計測精度とトレードオフの関係になりますので、多数の連結を前提とした大規模な計測への使用は推奨いたしません)
> パノラマ写真から簡単計測
> 点、線でスムーズな作図
> CAD用汎用形式DXFでの書き出し(点・線)
> パノラマ写真から簡単計測
> 点、線、ボックス、円柱でスムーズな作図(ポリゴン対応)
> CAD用汎用形式DXFでの書き出し(ポリゴン対応)
> 複数画像を用いての三次元計測
【動作可能OS】
Windows 7,8,8.1,10
(Windows XP,Vista上でも起動はしますが、正常な動作は保証されません)
【動作可能なPC】
・メモリ(RAM) 2GB以上、ストレージの空き50MB以上
・CPUは一般的なパソコンが搭載するものであれば別段高性能である必要はありません
・OpenGL 2.1以上(一部の古いPCを除き、現在のPCは大抵の場合2.1以上に対応しています)
※なお、Intel G21/Q43/Q45/G43/G45 といった古いチップセットのPC(一般にCore2Duo世代)などでは、アップデートでWindows10にした際にOpenGLの機能が一部無効になることがあります。比較的古いCPU/GPUのPCをお使いの場合はご注意ください。
【サポートするパノラマ画像】
・360度カメラ(THETA、insta360など)によって撮影された全天球画像
・PTGuiやHugin等によって合成した水平調整済の全周パノラマ画像(原則としてキュービックパノラマ画像形式)
※PanoMeasureが直接対応しているのはキュービックパノラマ形式ですが、一般的な360度カメラで撮影された全天球画像(正距円筒図法のもの)については内蔵ツールで変換してそのまま利用することが可能です。なお、キュービックパノラマ画像の最大対応サイズは3000x3000 画素となります。
2024年8月8日
PanoMeasure3 更新 (v1.47)
・ライセンス関連の内部機能を追加しました
2023年12月20日
PanoMeasure3 更新 (v1.45)
・発行元証明書に関する更新をおこないました
2022年12月20日
PanoMeasure2 更新 (v1.44)
・ライセンス関連の内部機能を追加しました
2022年10月17日
PanoMeasure3 更新 (v1.44)
・初期状態のウィンドウで発生する不具合を修正しました
2022年10月5日
PanoMeasure3 更新 (v1.41)
・仮想メジャーの軸選択に関する不具合を修正しました